大月忍



手の平で転がされる喜び

忍の前に攻略した彰人が予想以上に好みで、
そう簡単に切り替えられないかも………。
なーんて思ってましたが、こういうチャラ可愛い人って
懐入るのうまいよねーーーー！！！

折り紙で蛍作ってくれたり
部屋に蛍を連れてきてくれたり。

そういう乙女心くすぐる演出を
自然のことのようにやってのける忍。


そして自然にキスする忍。


そりゃほれてまうやろーーーーー！！



そんないい雰囲気を継続しながらも
なかなかキス以上の展開こないなぁ…
と思っていたらきちんと互いの想いを確かめる忍。
からの、


「もー……抱かせてください」

ニヤけた。これは非常にニヤけた。
待ちに待ってたのは君だけじゃない、こちらもだ。

「惚れ直した？」

なにこの状況でその余裕って！！！！くそう！

「……手馴れてるんですね」
（ここでも私の心の叫びを代弁してくれる千早花魁）

「そんなことないよ。これでもいっぱいいっぱいです」


嘘つけーーーーーーーーーー！！！！
その着物の脱がせ方は経験を物語っているぞ！

「本当ですか……？」

「そうだよ。ほら、触ってみて」
「ね？わかるでしょ」
「すごく嬉しくて、すごく緊張して、どうにかなっちゃいそうなんだよ」

「ずっと、凛ちゃんとこうしたいと思ってたんだから」


か、か、かわされたーーーー！！！！！
論点ちょっとズレてるからね！
手馴れてるの否定はウブですからね！！！

うまく、”君が好きだからいっぱいいっぱいだよ～”アピール。


強敵だ！こいつは強敵だ！！！


しかし今はコロリと騙されてあげることにします。
手の平で転がされますとも！


そのまま忍ペースでエロ

「うん……奥まで擦れちゃうね」

「駄目じゃないでしょ。こういうときは、なんて言うの？」

「だったら、もっと感じさせてあげる」

「――いったんだ？」

よしくるぞ！と思ったら
忍のイチモツのあまりの大きさに
まさかの苦労話ｗｗｗ

からの余裕のない腰フリ。

「やらしい声出しちゃって……
もう、食べちゃいたいくらい可愛いな……」

「…凛ちゃんの奥、ここまで拓いたの、オレだけだと思う。
……って、自惚れていい？」


なにこれなにこれなにこれーー！！！


よくわかんないけど、忍の魅力が詰まったエロでした。
私の日本語でうまく語れないです、、、。
エロいのとＳいのと可愛いのとエロいです。






そして見送りの朝

「まーたーねーっ！だーいーすーきーっ！」



(//゜　Д　゜//)きゅうん



あ、もうこれは捕まりました。囚われました。
幸せすぎていっそ辛い。ＢＡＤとか耐えられないから。
そして今ここで考えてはいけないと思いつつ
蝶毒の秀雄さんがデロ甘くなってキャラ壊れたところまで想像したから。
（つまりパニックなったから）


しかしやっぱりバッドから攻めたいこの乙女心♡


忍バッド①
愛人耐えられん壊してしまえＥＮＤ
忍バッド②
私のこどもは忍さんＥＮＤ


やはりね、身分が高いと壁も高いようで…。
離れずにいようという提案に頷けば
妾という立場になる訳ですね…。
エロ入り良かったんですが、
忍はどこまでも忍といいますか…。


自分の子どもを産んでくれた奥さんと可愛い子どもは大切、
でも君のことも愛してるよ～ (ﾉ ´▽`*)ﾉ（※この顔はフィクションです）


あれ、この文だけ見てると最低な奴にしか思えない…。
身分上、そうせざるを得なかった
忍の気持ちもわかるのですが、これは辛かった…。
だって好きな人が自分以外の人と
幸せそうな家庭を築いていくのを見るなんて…！！！


そんな辛いままのバッドで終わらないのが吉原彼岸花！
詳細は省きますが、散々思い悩んだ人の行動は恐ろしい。


もう一つのバッドは主人公が壊れてしまうＥＮＤでした。
辛い…とかそんな境地通り越しちゃってるので
周りから見たら酷く痛々しいですが
自分はそんなに不幸せに感じていないＥＮＤ。



忍バッド、ある意味リアルでダメージ受けました…。



…のでっ、ハッピーエンドいきましょう！




『ひらひら』



さっきまでの悶々とした空気が嘘のよう。
一度妾ＥＮＤしてる身としては←これ大事
ああ確かにこれが正解だなぁ…と思える決断でした。

妾ＥＮＤも描かれていない部分で
愛されて幸せ、側にいれて良かった…と感じた瞬間はあるはずで。
結末上、バッドとなりましたが花魁という大変な職も離れて
ある意味では恵まれた生活空間にいれたわけです。

でもこちらのエンドはそういう目先の楽から
あえて目をつむって幸せな思い出を浮かべながら
相手の幸せを願いつつ、自分の力で生きていく…という決断をするんです！


そして別れる前に抱き合うシーンくるんですがね、
ここにいくまでの会話が本当に凛さま！って感じですね。
そりゃあ惚れますよ、忘れられない大切な女になりますよ。

忍がここで抱き合ったら余計に手離せなくなるかも…と
躊躇してるのを読み取って


「大丈夫ですよ」

「忍さんは、そんなに弱くないです……
私がちゃんと知ってます」


素晴らしすぎる男の持ち上げ方。
これはある意味誘導です。
やっぱ手離せないよ～無理ムリ～…なんて言えねぇ！
これ言われちゃ言えないっす！！！


千早花魁に学ぶ男の扱い方。
素で出来る彼女には本当に頭が上がらない…。



そんな切ない状況での濃密エロ。


「ーーもっと、滅茶苦茶にしたいんだ」


「は……ああ……っ……好きだ……」



「んっ……まだ、出る……止まらない……
ぁあ、くぅ……」


「全部、受け止めて……ああ、
あっ……は……んんっ……！」






余裕のない忍に激萌えした件。





ありがとう、
この萌えを大切に明日から生きていきます。






数年後、年季明け。
見事にその日を迎えた凛は
期待と不安の混じる一歩を踏み出します。


すると、器用に折り紙を折る男の姿がーー。




嘘




まさか






凛を見るなり立ち上がって、
大きく手を振る子供のような仕種は。


大きく手を振る子供のような仕種は。



…っ、私の好きなしのぶじゃないか！！！！




「お互いもう充分、それぞれの務めは果たしたよね」




「だから、改めて言うよ」




「ーーどうか、オレのお嫁さんになってください」




そしてその言葉を言う忍の頭には凛があげた思い出の組紐。
あのとき言っていた言葉は冗談ではなかったのか…
と変なところで律儀な忍に笑う凛。


「え、笑っちゃう？ここ、そんな笑うとこ！？」


「うわぁ、そんな、今度は泣くの！？
ねぇオレ、何か変なこと言った？」


なんだろう、この充足感。
この文で伝わりますでしょうか？
泣き笑いの幸せが！！


「忍さんが望んでくれるなら……どうかあなたのお嫁さんにしてください」



「もーらった！」


「もう誰にもあげないよ。ずっとずっとずっと
オレだけの凛ちゃんだからね！」



私の好きな しのぶだ… (´▽｀)じーん





「離さないよーーオレだけのお姫様」










忍ＨＡＰＰＹＥＮＤ　完





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でもね、ひとーつだけ疑問に感じたんですが。
結局ハッピーエンドかどうかは鈴千代（弟）に
かかっていませんか？


もしこのエンドでも鈴千代が若くして
亡くなられていたら、忍が迎えに来れないような…。


うん、忍エンドにどうしても言いたかったことはこれです。
まぁ…きっと努力した二人に神様がご褒美を用意してくれたんだ、
ということにしておきます。

とりあえず、無邪気な声と床の色気。
ギャップに弱い方、骨抜きにされましょう。


違和感？何それ美味しいの？


（（（´＾ω＾｀）））


だーいーすーきーっ！


これさえあれば何もいらない。
（若干言い聞かせ）